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カテゴリ: “テクニック” の 真髄( 1 )


2005年 09月 24日

No242. クリスマス島のフライフィッシング。まずは「親バカ」が語る マニアなテクニックの話を。

クリスマス島のフライフィッシング。  

まずは 「親バカ」 が語る マニアな テクニック の 話 を。

下の写真 を 視て、その 意味 が 判り、
「唸る」人は、
日本の フライフィッシングの世界 では、
私の知る限り、
たぶん ひとり ぐらいしかイナイ であろう。

どんな意味が有るのか?

何が そんなに 「唸る」程 スゴイ のか?

実際にトナリで ライブでも見れば、
内容 は 理解できなくとも、 差 が 有ること ぐらいは 判る だろうが、
写真だけ を視て 判断 するにも、
視る方 の 力量 が、すべてを 決定して しまう。

つまり、
かなりの テクニック を 有して なければ、
「 何を やっているのか? 」 さえ も ワカラナイ。

まあ、
口で だけ なら、 誰でも 何とで も 言えるが・・・

良い部分 も 足りない部分 も、 いかに 視えて 理解出来るか?
見る人 が 見りゃあ、
ホンの 一瞬の 身のこなし ひとつ で、 レベル も 判ろう というものだ。

さて、 解説をする のにも、 解説する側 の ウデ次第。

これまた、
口でだけ なら、 誰でも 何とでも言えるが・・・
ドコまで 深〜い 解説 が 出来るか? は、 誰しも 出来る モンじゃあナイ。

まずは、
写真だけ を 視ても、 ある程度 「 何を やってるのか?」 ぐらい は、
誰でも 理解出来る様 に、 判り易い 解説 を。
e0033195_1673018.jpg
とりあえず、
まずは皆さん 立ち上がって、 写真の我が娘と 同じポーズ を。

両足を 肩幅程に 広げ、
 
両ひざ を 左側に向ける ように、やや曲げ、

軽く スクワットから 立ち上がるような状態 へ。

そして、ココからが重要。

写真の 娘の 左 足元 に注目! 
かかと が浮いて いる。

つまり、
反対側の右足に 9割の体重をかけて 軸足としている のだ。

そして、
両脇 は もちろん、
特に、 右ひじ が しっかりと閉まって いる。

通常、写真のように
右下から 左上側に向かって 何かを 引っ張ろうとする と、
どうしても、
写真とは 逆の 左足に、 早々と 体重を移動させてしまいがち で、
しかも、
それによって 更に 右のワキ も 開いて、
ロッドにパワーをかける支点 が ブレて しまう。

だが、
それでは、腕力を 十二分に生かせない ばかりか、
肝心の 腰まで が 浮いて しまい、
本来の ・力・ は、 まったくと言って良い程、
みじんも 発揮出来ない。

コレは、人類である限り、誰しも当てはまる 人間工学的な事 であって、
例外 は 一切 在り得ない。

さて、
そういった、科学的と言うか、理科ぐらいのレベルでも判る 正しい観点 から、
写真を視れば 一目瞭然。

写真と同じ動き を、
ロッドを持たずとも、
重心をかける側の 「右足」や、
やや左に入っている 「ひざの向き」 に 注意して、
スクワットから、極力ゆっくりとした「立ち上がり」をやってみるだけで、

更に 重要な、 ロッドワークを抜き に 考えても、
このポーズは ひじょうに高レベル で、
たとえ、意識したとしても、
なかなかカンタンには、チョッと 出来ない のが 解るであろう。

しっかりと 体重を乗せた 右足 を 最後まで 軸足 として、
右ひじ を 締める事 で、

ロッドに パワーをかける 支点 が ブレず、 腕力を 最大限に 引き出し、

ヒザ の 立ち上がる 向き までをも 有効に 使って、

ヒザを やや左側 に 向かせて、 極力 ゆっくりと 立ち上がり、

魚 の 俊敏な動き にも、瞬時に 柔軟な 対応をさせ、
体全体を バネのように 使って、
暴れまわる デカい魚 を、しっかり と コントロールしきっている のだ。

この 動き だけでも、 スポーツ や 人間工学の面から 視ても、
野球のバッテッング や、 格闘技で 効く パンチを繰り出すときと 同様に、
いわゆる 『溜め』 が 十二分に ・利いて・ いる
『 “ 基本 ” にして “ 極意 ” 』 たる、 全ての運動に共通する ・動き・ なのだ。

この テクニック は、
イワナ や ヤマメあたりの 渓魚を、 たとえ、 何万匹 釣り上げようとも、
習得どころか、 理解すらできないコト だから、
理解できなかった渓流を主とした 「ソレしか出来ない」 エキスパートの人 が 居たら、
もうチョット おっきな魚 も 釣ろう!
( 「こだわる事」 と、 「ソレしか出来ない」 の ・違い・ は、ソレこそ デカイ。 )

しかも、この 『 “ 基本 ” にして “ 極意 ” 』たるテクニック は、
国内ではダントツ最強の メーターオーバーのシイラ や、
 3kgを超えるカツオ あたりを相手にする時だけに、その効力を発揮するばかりでなく、

本来の 『 “ 基本 ” にして “ 極意 ” 』 たる 意の 如く、
イワナやヤマメあたりの渓魚を相手にする時にこそ、
ヤマメの「ローリング」や、イワナの「首フリ」を、最小限に抑え、バランスを崩させ、
思う様に走らせないで、
他にライズしている魚に極力プレッシャーを掛けずに取り込める
ひじょうに「使える」 有効なテクニック なのだ。

この時、写真でも解る様に、クリスマス島の現地フィッシングガイドやボートマンも
その “テクニック” には、 眼をむいて 驚いてた!

さて、ココからは、
更に かなり上級者向き の 解説 を、 この先 の 理解度は・・・ ソノ方 の ウデ次第。

内容がよく解らない方は、いつか その日 が 来る事を 願うばかり。
( その気 さえあれば、 お手伝い はカンタン。 おまかせを。 )
理屈だけでも 理解できれば、
フックセット後のバレを防げ、渓魚を意のままに操る為の 第一歩 とも成る。

写真でお判りのように、
ロッドティップは、ナ、ナ、ナント!水面近くにも達している!!!

画面 やや左 に 向かって 魚が 突進した後 に、
最も 的確な 三次元的角度 と、
タックルの性能 を フルに使った 適切なプレッシャー によって、

魚は 頭の向き を 意図的に 変えられ、
必死に逃げる事 の 他に、 バランスを崩さない事 にも、
気 も 力 も 奪われて、
コントロールされて 完全に 支配下に置かれ、
誘導されて、水面に向かって 引き出されていく状態 だ。

通常、 リフトパワーを 低下させない ロッド角度 で、
ココまで ロッドを しっかりとフルに曲げられるテクニックだけでも、
かなり 難易度が 高く、
日本のフライ界では、コレが出来る人にさえ、未だ お目にかかっていない。

しかも、
ロッドバットまできれいにしっかりと曲がっているにもかかわらず、
決してリフトパワーが低下せずに、常にイニシアティブは譲らないように、
主導権を握っての、 文字通り「やりとり」を展開。

ロッドバット角度は、ラインに対して、 決して 90度より内に 入っていない。
e0033195_14353173.jpg
<この写真の・意味・もスゴイ。このサイズのブルーフィン・トレバリーを、5分もかからず釣り上げたノダ・・・。>

リフトパワーを生かせず、
好きなように暴れまくられていたり、

ただ時間をかけて 嵐 を やり過ごし、
相手が弱るのを待ってナンテ 軟弱な、まるで 「 ヤラれ、 とられ 」 と 表現出来る様な、
後手 後手 に まわっての、
一見 手堅く 確実そうだが、 決して ・挑戦・しない手法 の ファイティング は、

そんなに 弱気に ならずとも、
安易に手中に出来る 弱い奴 にしか通用しないし、

私の中では、スポーツでもなければ、ゲームでもなく、
楽しみ 大きい 「釣り」 よりも、
ただ 獲る事だけ を 優先させる行為。 個人的にも 好かない。

それに、
間違っても ソレは 『 柔 良く 剛 を制す 』 にも 決して 繋がらず、

自分の腕力で、やっと極限まで曲げられるレベルでの、
極力ヘビーなタックルで、 大きく、よく引く、魚を 相手にし、
 力任せ とも言える様な 無理をして がんがんブッ千切られたほうが、
ファイティングのテクニックは、 短期間で 驚くほど 上達 し易い。

道具の選び方、タックルのバランスも、
・大切・ と言うよりも、 ・最重要・ 課題。

第一に、ヘビーな方が 良いから と言っても、
フライキャスティング・テクニックでも よくある ・間違い・ で、

自分の腕力では 極限まで 曲げられないほどのタックル を 使用すると、
体に負担が掛かりすぎるばかりで、
決して 技術の向上にも 繋がらない。

フライキャスティング・レッスンとまったく同様に、
選ぶ道具 の バランス によって、
上達の 度合い は、 ・かなり・ と 言うより、 ・まったく・ 違う。

コレは、
渓流のフライフィッシングスクールでレクチャーをしていても、
コレまたよくある事で、

初参加の人が、自分の持ってきたタックルでは、
30分以上掛かっても、まったく本人の思い通りにいかなくても、

コチラのセッテングした バランスの取れたタックル で、
同じアドバイス を、 ものの 3分間 も 受けると、
今まで 四苦八苦していた事 が ウソのように、
あっという間 に 思ったポイント に フライを落とせ、
ドラックフリーで流せるようになる のを、この7月からも何度も見てきた。

テクニックの上達 を 求める なら、
いや、 それ以前に 「楽しく」釣りする為 にも、
道具の選び方や、タックルのバランスやセッティングは、
・最重要・ 課題 なのだ。

雑誌などでも、“間違いだらけ”の情報が、
大手を振って かっ歩している 日本のフライフィッシング業界だから、
それを 頼り にした 悪意無き 隣人 の 親切なアドバイスを、
特に 初心者 は、当然、受けてしまう。

他人にアドバイスするよりも、
まず、
自分のクオリティー自体 を 何とかしろヨ! と 言うような、『専門家』も 数多い から、

・悪意・の 有る 無し に 関わらず、
“ 間違い だらけ ” の 各情報 は、もう 野放し 状態。

インターネットの時代に成って、
情報 の 玉石混合は いたしかたない とも言えるのだが・・・。
最悪な事 に、 道具の選び方 を 間違える と、
技術の向上 どころか、それで、かえって 悪いクセ を 増長させて しまう。

それこそ、 取り返し の つかないようなレベル で、
悪癖が 見事に 身に染み付いちゃってる “犠牲者” を、
各地フィールドや 各種のイベント会場等で 見かけると、
ついつい、
「早いうちに、ウチにでも来てれば・・・今からでも遅くないかも?」とも思ってしまう。

さて、
ファイティング・テクニック自体の話 に 戻るが、
『 柔 良く 剛 を制す 』 ナンテ 感じ の、 絶妙な 「いなし」のテクニック は、

キチンと バランスの取れた 感覚の掴みやすいタックル で、
強引に やり取りして さんざんブッ千切られて、
 限界 を 身体で 覚えてから、やっと 片燐が見得て来るモノ で、

やりにくい道具立て や、
決して、おっかなびっくりの弱腰「ヤラれ、とられ」からは、生まれて来やしない。

この時、私はまだ小学2〜3年生の我が娘の勇姿に「スゲェ〜!」と驚き、
もちろん、
クレオールのツアーやスクールに参加して、みるみる上手くなって行く初心者同様、

無理なく、 楽しく、
ただ「釣り」をしてるだけ でも、短期間で 勝手に 上達してしまう ような、
最適なバランスの道具を 私が 選び抜いて、
さらに システム等の 絶妙なセッティング をしてること が、
そんな テクニックの習得に 最も 効力を 発揮しているんだろうが、

更に、
なぜ?ウチの娘達は、
小学生なのに、オレが30過ぎてやっと身に付いたテクニックはおろか、
その 源 と成る 『 魂 』 までも、 見事に 受け継いで いるのか?!

その、ちょっと小学生にしては、
あまりに “生意気”な、 芸術的とも言える 身のこなし に、
余りに、 うれし、 可笑しくて、 涙を出すほど 笑い転げた のだ。

一瞬の判断で、 技 と 力 を フルに出し切って、 正面から の 真っ向勝負!!!

言うなれば、
超 正統派 の “ストロング・スタイル” ファイティング!

たとえ、 走られている時 で あっても、
最後まで、 完全に 主導権 は コチラ が にぎっている のダ。

娘達には、先にも言ったように、
最適のバランスで 道具立て を 選び、セッティングはしても、
テクニック面でのアドバイスなんかは、まったくと言ってイイほどしていない、

「コラ〜ッ、 人間 なんだから、 魚 ナンカ 相手に 負けるなぁ〜!」 ぐらい しか
言った事がナイのに だ。
多分、親父のファイティング・スタイルを 見よう 見まね で 覚えたんだろう。
本当に 凄い し、 面白い。

そして、ふと、以前に コレと 同じような出来事 が あったのを 思い出した。

我が 大師範 の 本部道場 で、 大師範が 直接稽古をつけている
生え抜き 小学生 の 「 組み手 稽古 」 を 見た時だ。

「清水、この 子供ら の 組み手 は面白いゾ」 と言われて、
稽古が始まると、

もちろん、それ相当の セーブ は するが、 大人達も 手を抜かない。
ところが、 子供達も 大人顔負けの 凄い 気合い で、
いくら 蹴り や 突き が 入ろう とも、 決して 後ろ に 下がらない。

子供同士で 闘う と、 腰の据わった 真っ向 勝負 で、
まるで、 拓大 vs 国士舘 の 決戦 の 小学生版 を 観ているようだった。

「 たとえ、 ・試合・ で 負けても、 ・勝負・ では、 決して 負けない。 」
闘い方 の スタイル も、 大師範の 空手道 そのもの の 『 魂 』も 、
見事に 伝承されていた のだ。

「こりゃ、たとえ小学生でも “本物” 、 凄い ですね!」 と 私が言うと、
「ウチの子供達は ナカナカやるだろう。」 と、
ニコニコしながら、笑っていた大師範の 気持ち が、 この時 チョット 判った 気がした。
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by CREOLE-2 | 2005-09-24 16:18 | “テクニック” の 真髄